バルセロナに戻ってきて新しい部屋を借りた。といっても昨日入ったばかりなので、資料も楽譜もなんもない。それらを運び込むにも預けてある家の人と都合が合わないと取り出せにいけないので、なんとも歯痒い。
今のうちに本棚を設置しておくべきなのだ。本が来てからだと本を詰め込んだ段ボール箱が邪魔になって棚を作るスペースがなくなる。がしかし、本もないのに本棚を作る気になどならないというのもまた本当なのだ。収納したい本よりも本棚だけ先に出来てしまうと、だらりと口を開けた物欲しそうな空間が机の横を支配することになる。
それはなんだか薄ら寒い。
ただでさえ6階で風通しがよく、バルセロナといえども流石に段々と肌寒くなっているのだ。これ以上自ら寒々しい情景を室内にまで作る必要はあるまい。
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