2015/01/30

コンサートのお知らせ:アトリエ・バロック ~ヘンデルの作品を中心にしたドイツ後期バロック音楽~

----------コンサートは無事終了いたしました。ご興味を持ってくださった方、ご来場くださった方、ありがとうございました。----------

アトリエ・バロックのシリーズに参加します。


ヘンデルの作品を中心にしたドイツ後期バロック音楽

日時: 2015年1月30日19時開演 (18:30開場)
会場: アトリエ・バロック (文京区千石4-1-9, 1F)

出演
ポジティフオルガン: 山田由希子
リコーダー: 守谷敦

演奏曲目
Georg Friedrich Handel (1685-1759): Sonata in B-flat (HWV377)
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル: ソナタ 変ロ長調 (作品377)

Georg Friedrich Handel: Sonata in C (HWV365)
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル: ソナタ ハ長調 (作品365)

Georg Philipp Telemann (1681-1767): Fantasia in G NO.9 (TWV40-10)
ゲオルグ・フィリップ・テレマン: ファンタジア ト長調9番 (作品40-10)

Georg Philipp Telemann: Sonata in f (TWV41)
ゲオルグ・フィリップ・テレマン: ソナタ ヘ短調 (作品41)

Georg Friedrich Handel: Suite in d (HWV442)
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル: 組曲 ニ短調 (作品442)

Georg Friedrich Handel: Sonata in F (HWV369)
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル: ソナタ ヘ長調 (作品369)

料金: 2500円

お問い合わせ先
sengoku@garnier-orgues.com
090-8641-7503



2015/01/27

条件反射

昨日はレッスンをしに仏子までお出かけ。西武線の仏子駅で下車するわけだけど、改札口の外に出たのはかなり久しぶりだった。今回は北口だったけど、南口から出ると武蔵野音大があって何度か、といっても2・3回だけど、オルガンを聴きに行ったことがある。

とまあ駅の外に関してはあまり馴染みがないのだけど、駅そのものには結構馴染みがある。大学のときに池袋で西武線に乗り、寝過ごして目が覚めるのがいつも仏子駅だったからだ。入間市で目が覚めればまあ歩いて帰ろうという気にならないでもなかったが、仏子まで来てしまうと、反対方向の電車に乗らないともう帰れない。

昨日は仏子に用事があったのだからそこで電車を降りるのは正解なのだが、ホームに立った瞬間仄かに「うわ、やっちまったー」という乗り過ごしたときの感覚を思い出した。いや違う、今日はこれで正解なんだ(笑
しかし条件反射的にこんなことを体が思い出すなんて大学時代に一体どんだけ寝過ごしてたんだろう・・・(汗

レッスンの後は新宿へ。成田からバスで新宿まで来たり、先日のコンサートの後も乗換えで西武新宿まで歩いたりするので、通るだけなら久しぶりというわけではないのだけど、用事があって新宿で人と待ち合わせるとか本当に久しぶりだった。新宿というと大学の頃はここの東南口で降りてそのままタワーレコードに行くというのが新宿に行くほぼ唯一の理由だった。昨日も東南口に着いてまず考えたのはタワーレコードに行くことだった。

待ち合わせた人も大学からの友達だったし、なんだか午後から夜まで大学時代のことをよく思い出した1日だった。


2015/01/25

日曜日のテレビ番組

日本にいるときは埼玉の実家に滞在する。我が家では子供の頃から日曜日の朝は必ず日曜美術館を見ることになってる。今日は日本画家の速水御舟がテーマ。「木蓮」という作品が本当に美しかった。


いつ頃からだったかお昼に「なんでも鑑定団」の再放送をよく見るようになった。今日は竹工芸家の生野祥雲斎の作品が出品されていた。本物だったのでお高い値段がついていたのだけど、まあそれはどうでもよくて、生野祥雲斎の生涯を一通り紹介したVTRで彼が自身の作品を藤井達吉に見せたときのコメントが秀逸だった。

「うますぎる。竹が死んでいる。」

かっこよすぎる。なんていうんだろうこの語感。「うますぎる」という絶対的にポジティブな評価と「竹が死んでいる」というこれまた絶対的なしかしネガティブな評価が見事に噛み合ってるし説得力がある。

その後の作品。すごい。





2015/01/24

今日はだらだらと・・・

実のところ年末から年始にかけてスペインでごたごたと手の離せないことになり、それがひと段落着いたらもう昨日のコンサートまで日にちがない!という状況でこのブログもすっかりご無沙汰してしまった。

1つ前のエントリーにも書いたけれど、コンサートはたくさんのお客様に来ていただいて、無事盛況のうちに終えることができました。

しかし今回はいつも前半・後半それぞれ始まる前に行っている解説がうまくできなかったのが心残り。コンサートというかプログラムを組むときは明確なコンセプトを先に決めるという方法を取っている。今回もそうだったのだけど、世界史と美術史を音楽史にリンクさせて1写本の立ち居地を炙り出すという話を10分でしようとしたのがそもそも間違いだった(笑

結局、前半の解説を途中でギブアップして後半の前に続きを話します!っと逃げの一手を打つことに・・・すっかりあわてちゃいました(笑

普段、後半の前は使用している楽器の説明をしている。特に今回はこれまで使っていた楽器の他に、クラヴィシンバルムというヨーロッパでもまだ見かけることの少ない楽器を使用したので、その説明をもうちょっと突っ込んでしたかったのだけど残念でした。
いつも解説はその場その場で即興で話しているのだけど、今回のように話さねばならないそもそもの分量が多いときはある程度台本的に話す道筋を決めておかねばなりませんね。全く自分の未熟を痛感しました。

クラヴィシンバルムに関するネット公開されていて拾える資料がいくつかありますが、まだ日本語での資料は見つけられないですね。10年後には状況は変わっているのかしら。そうあるために、これからも活動を続けて行きたいですね:)





コンサート終了

昨日、近江楽堂にてコンサート convex mirror ~時代を映す凸面鏡~『中世の秋とルネサンスの春 重なり合う2つの季節』が無事に終了しました:)
ご来場くださったお客様、興味を持って下さった方々、コンサート情報を拡散してくださった方々ありがとうございました。

まだ写真も何も整理していないので味気ない記事ですが、ここでもコンサートの宣伝していたので取り急ぎコンサート終了のお知らせでした:)


2015/01/23

コンサートのお知らせ: convex mirror ~時代を映す凸面鏡~

2015年1月23日金曜日に東京の近江楽堂にて15世紀初頭の音楽を取り扱ったコンサートを行います。詳細は以下のとおりです。


convex mirror ~時代を映す凸面鏡~

『中世の秋とルネサンスの春 重なり合う2つの季節』

15世紀初頭の代表的な音楽写本であるオックスフォード213写本は300曲を超える楽曲を収録している。この時代、音楽は中世からルネサンスに移り変わろうとしていたが、この写本はまさにその瞬間を捉えている。
時期を同じくして1434年に画家ファン・アイクの代表作の1つである『アルノルフィーニ夫妻の肖像』が完成する。その画面の奥には精密な凸面鏡が描かれ、小さな鏡の中には画面全体のパノラマが映し出されている。
本公演ではこのオックスフォード213写本を、中世からルネサンスへ移り変わる時代を映す凸面鏡と捕らえることで、この特殊な時代の音楽を緻密に、かつ全体的に展望することを試みる。

演奏曲目

Gilles Binchois: Tristre plaisir et douleureuse yoie
ジル・バンショア: 悲しき喜びと辛き楽しみ

Guillermus Malbecque: Adieu vous di
ギヨーム・マルベク: あなた方に別れを

Nicolaus Grenon: Se je vous ay bien loyalment amee
ニコラス・グレノン: もしあなたを深く愛したなら

出演:
歌: 阿部早希子
クラヴィシンバルム: 吉見伊代
オルガネット: 矢野薫
リコーダー・音楽監督: 守谷敦

日時: 2015年1月23日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場: 東京オペラシティ3F 近江楽堂
チケット:全自由席 前売 3,500円 当日 4,000円

チケット予約・取り扱い:
AM音楽事務所::tel&fax. 04-2953-1459
東京古典楽器センター:tel. 03-3952-5515
e-mail:gandharva.am@gmail.com